こんにちは。立命館大学4回生の岩田駿亮です。
私は今、S&C留学として1ヶ月間NZに来ています。
先週までは北島南端にあるWellingtonにいたのですが、今度は南島中部のChristchurchに来ています!
今後留学を考えている方などの参考になれば嬉しいです。
私がここChristchurchに来た目的は、Crusaders International Academyのオブザベーション(観察,視察)が目的です。
ここは海外ラグビープレイヤーを対象とした、まさしくその名の通りInternationalなAcademyで、私がオブザベーションをした週はアルゼンチンの高校生(12-15歳)が対象でした。写真内に私もいるのですがお分かりでしょうか?
今回、そもそも私がここに来られたのはCrusaders International AcademyでS&CをされているAshley Jonesさんとは、日本で行われたS&Cカンファレンスでお会いし、”今度NZに行くのですが、指導現場を見学してもいいですか?”と聞いたところ、”全然いいよ!またメールするね”と快諾していただき、今回のオブザベーションに至りました。
左がAshley Jonesさんです。(Tシャツもいただけました!笑)
Ashley Jonesさんは30年以上プロスポーツの現場でS&Cとして指導し続けておられ
(様々な国のナショナルラグビーチームや、日本のリーグワンのパナソニックワイルドナイツやサントリーサンゴリアスでも指導されていました)
僕からしたら本当に伝説的な人でその方の指導現場を生で見る事ができたのは本当に貴重な経験でした。
またジムセッションでは、35人ほどの選手をAshleyさんが1人で見ていたため、“1人で見るのが大変だから、Shunsukeもコーチングしてくれ”と言われ、コーチングさせていただきました。指導する選手も英語が第二言語だったのもあるのか、先週(Wellington)よりは指導しやすく、伝わりやすい感覚がありました。
気のせいかもしれませんが、自身の英語でのコーチングに慣れや向上を実感できたのはとてもよかったです。
Ashleyさんがおっしゃっていたことで非常に印象に残っているのは
”プログラムはシンプルが一番良い。自分も若い頃は色々複雑に構成していたけど、今はこのスタイルに落ち着いた。でもシンプルであるためには、それほど目的を絞ってやる必要があるから、そこはヘッドコーチとコミュニケーションを取って、自分のやるべき役割を明確にしなきゃいけないよね”
ということです。確かにAshleyさんのプログラムは今回高校生向けということもあったのですが、とてもシンプルですが、実際トップチームの際も基本的な構成は変わらないということです。ですが状況に応じてパズルピースを組み替えるように個別化やアレンジがしやすい形になっており、HCや選手に目的や意図を伝えやすく、理解しやすいものになっていると感じました。
また、大学生以上の選手にはエクササイズをいくつか提示し、チョイスさせて行わせるというのも非常に面白いなと感じました。
そして、各コーチとのコミュニケーションにとても重きを置いていて、それは僕自身も昨シーズン大学ラグビー部の学生S&Cとしてその点の重要性を痛感したので、個人としてとても刺さりました。
さらになんと言っても60歳を超えても尚、現場でデモンストレーションなどバリバリ動いて、選手を鼓舞していたのには非常に感銘を受けました。自分もAshleyさんのような年代になっても、現場で働き続けられるよう、日々学びと成長を忘れずに生涯活動し続けたいと思いました。
さらに、自分が様々質問した際にAshleyさん自身の資料やデータなど非常に数多く共有してくださいました(書籍からpdfやセミナー動画まで数十にも及びます)。
その心の広さに本当にびっくりしました。
心から感謝申し上げます。
またCrusadersの練習も毎日見る事ができ、Crusaders名物 ”Wrestle & Run”のセッションを生で見る事ができました。
Touch Rugbyでは、Scott Barrettの運動量が僕の目から主観的に見ても高く、世界トップレベルのFWの運動量を実際に目で見て感じることができてよかったです。
(詳しくはこちらのYoutubeをご覧ください:
https://youtu.be/8e_1L2SUkgM?si=Mjh6AEO5ozi5kRn6 )
またアカデミー vs トップチームの試合も観戦させて頂き、毎日ラグビー三昧で充実していました。
ちゃっかり、Scott Barrettとも写真撮れました!笑
来週はまた北島オークランドへ移動となるので、そこでの活動をこのブログに上げさせていただきたいと思います!
ではまた来週!🖐️
岩田さんが英語でのコーチングを達成したことがとても興味深いです。
異文化環境でのコミュニケーションは容易ではないのに、コーチングを行えたということは非常に高度な技術を身に着けていた結果でしょう。
素晴らしいと思います。
将来のキャプテンやコーチになることを期待しています。
この経験を書いてくださったことは、今後の方々にもとっても大いに刺激になるはずです。