2024 NZ留学日記 #12 part2 Shunsuke Iwata[S&C]

※このブログは3月9日に書かれたものです。
現在岩田君は、ラグビー日本代表のS&Cとして、男子15人生の宮崎合宿に参加しています。

次にAucklandに訪れた最大の目的である、オークランド工科大学(AUT)に訪問しました。

今回はAUT Millenniumという主にスポーツサイエンスの学部生が使用する施設に行きました。

ここは一般にも開放されているトレーニングセンターなのですが、AUT Millenniumの下に書かれているように、High Performance Sports New Zealand(HPSNZ)といった、オリンピックアスリートを対象とした、ナショナルトレーニングセンターが併設しています。

またAUTのスポーツサイエンス学部はAUT’s Sports Performance Research Institute New Zealand’s (SPRINZ)といった独自の研究機関を有しており、ハイパフォーマンスアスリートや幅広いコミュニティからスポーツ科学や健康に関する情報を収集しています。

AUTのスポーツサイエンス学部では、SPRINZの研究者・教授から学ぶことができ、併設するHPSNZでも研究やコーチングのインターン活動が可能という、研究と現場の双方で学びを深めることが可能です。

日本で例えると、JISS(国立スポーツ科学センター)や味の素ナショナルトレーニングセンターに大学が併設していて、そこで学業(研究やコーチングのインターン活動)が行えるといった施設になります。

そのような施設は初めて見たので非常に衝撃でした。

以下、AUT Millennium・HPSNZ施設内を紹介していきます。

これは室内陸上競技施設で、オリンピックアスリートが主にここを使用します。

ここは研究室で、運動試験を主に行います。呼気ガスを用いた酸素摂取量測定や採血などの生理指標の計測を行うことができます。

次にAUTのエクササイズ実験室の一部機械を紹介していきます。

HUMAC NORMという等速性筋力の評価をおこなう機械で、標準仕様で全身の7部位22種類(座位・うつ伏せ・仰向け)の測定が可能です。また別のオプションの機器を購入すると、立位での測定も可能です。

こちらはトレッドミルの後ろに、水平方向の抵抗を加えることができる機械がついたもので、6.8~68 kgの範囲で抵抗を加え、速度やインターバル時間を設定し、使用可能です。

これはフォースプレートといって、歩行や走行など動作をする際にかかる力量を測定できる機器です。ですがこのフォースプレートは、ただのフォースプレートではありません。

このフォースプレートは、表面がトレッドミルのように動くことができます。そのため歩行や走行での継続的測定が、この表面上で可能となります。

また左右は別々に測定できるので、片足ずつの力量を測ることが可能です。

これは僕自身このタイプのフォースプレートは初めて見たので、とても興奮しました。

案内してくれた教授も”これは俺も好きで、めっちゃクール”とおっしゃっていました。

またこの室内ではモーションキャプチャを用いた動作解析も可能で、このフォースプレートと併用して様々な測定を行うことができます。

今回の大学訪問では、多くの教授や大学院生の方とお話しすることができ、多くの情報をゲットすることができました。また大学院生向けのセッションにも参加することができ、大学院の雰囲気を感じることができました。

今回AUTと繋げてくださった、元All Blacks S&CのKim Springhamさん。施設内を案内してくださったEric Helmsさんと気軽に大学の様々なことを教えてくださった、教授・学生の方々に感謝申し上げます。

また今回の留学は一般社団法人Attipectさんにサポートしていただきました。


Attipectさんは理念として、“本気で挑戦する人と共に歩む。心に寄り添う。” を掲げているのですが、まさにその理念通りのサポートをしていただくことができ、今回の留学であった様々な方々との素晴らしい出会いはAttipectさんのサポートがなければ、起こらなかったと感じています。

代表の赤井大介さん含め、Attipectの皆さんに心から感謝申し上げます。

ありがとうございました!

またもし何か留学に関して、ご質問や相談がある場合は気軽にInstagram等でDMしてきてください。

ではまたどこかで会いましょう🖐️

それまで皆さんどうかお元気で🤞

Cheers

「2024 NZ留学日記 #12 part2 Shunsuke Iwata[S&C]」への1件のフィードバック

  1. たくさんの装置があるAUT Millenniumの案内はあまりにも衝撃過ぎて感想すら思い浮かびません。
    ガイドのようなわかりやすい説明ばかりで、まるで現地に行ったような気にもなりました。
    AUT Millenniumの先進的なスポーツサイエンスの世界が生き生きと伝わってきます。
    留学の相談がありましたら、ぜひともこの経験を伝えてください。
    よいレポートありがとうございました。

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