こんにちは、お久しぶりです。Aikaです。
NZワーホリ日記の更新が三日坊主?三ヶ月坊主?まあそんな感じで止まっていたので、生存しているか心配してくださっている人もいると思うのですが…
安心してください!生存していますし、こっそり日本に帰って来ています。
ですので、NZワーホリ日記としては今回が最終回になります。今後は違った形で、皆さんに配信できればと考えていますので、引き続きよろしくお願いします。
さて、6月中旬に帰ってきてから、いつの間にか4ヶ月強も経ってしまいました。
Wellingtonでの年中長袖ヒートテックで過ごす気候から(ただわたしが寒がりなだけでもありますが)帰ってきて、灼熱の日本は最高でした。汗だくでも寒いよりは遥かにマシです。
そんな灼熱だった日本も、ついに秋と冬の境になってきましたね。
寒いのは嫌いなので、すでに暑さが恋しいです。
さて、今回は全く別の内容についてブログを更新します。
なんと、なんと、10月26日に日産スタジアムで行われた、ラグビーのリポビタンDチャレンジカップ・日本代表対ニュージーランド代表戦を観に行きました!
試合結果は日本代表が負けてしまい悔しかったのですが、対戦相手がオールブラックスということもあってか会場は最初から最後まで盛り上がっていました。
観客動員数は6万57人だったそうです。
オールブラックスの試合を観ることができたという感動はもちろんありましたが、個人的には、WellingtonにいるときにSky Stadiumで観戦した試合や、NZCISで地べたに座って観戦したMoana Pacificaとの練習試合、Bar&Restaurantで働いている間、ばれないようにTVが映し出されたスクリーンでこっそり行方を気にしていた試合に出場していたHurricanesの選手たちをまさか日本で見られるなんて思ってもみなかったので、感無量でした。
しかも、Attipectの留学生だった立命館大学の尾崎くんと法政大学の宮下くんが、Hurricanesについて無知のわたしに教えてくれた選手のうち、ピーター・ラカイ選手とルーベン・ラヴ選手がまさかのオールブラックスデビューとなったことも感激でした。
とまあ、ただの観戦だったらわざわざ関西から観に行ったんや~というだけなのですが、実はAttipectの事業の一環として行っていました!
この写真に写っている「なにか」がAttipectと関わっています。
「なにか」とは…ランオフエリアの人工芝です!
遡ること10月21日。
過去に大学ラグビーやトップリーグの試合の会場にもなっている布引運動公園の人工芝をお借りして、立命館大学ラグビー部の学生にその人工芝をトラックに積込んでもらいました。もちろん積込みにはユニック車のクレーンを使ったりと、完全に人による作業というわけではないのですが、1枚100㎏超えの人工芝を折りたたんだり向きを揃えたり2枚を重ねたりと繊細でありながら力が必要な作業には、力自慢のラグビー部がとても頼りになりました。
作業は夕方から夜まで続きました。大学生には任せづらい作業のときも、人工芝の行方を気にしてくれています。
最後の方には別競技の設備を押すという場面も…!逞しいです!
無事、3台のトラックに分けて積込みできました。
積込みが終わってから赤井代表とわたしは日産スタジアムまでトラックで移動し、翌朝の10月22日には敷設作業を開始しました。
とその前に、日産スタジアムの空気を味わってみました。
過去にはMr.Childrenやサザンオールスターズがコンサートを開催したこともあるそうです。運よく後ろの天然芝用のスプリンクラーが噴水のようになって、いい感じに撮れました。
それでは本格的に敷設に移ります。
基本的には前日の積込み作業を逆の手順で行うので、まずは荷下ろしから。
台車に載せた人工芝をミニトラクターでフィールドまで引っ張っていきます。
ミニトラクターを運転するのは赤井代表です。皇族のような御手振りを頂戴しました。
台車から下した人工芝を天然芝の隣に、真っ直ぐ隙間がないように設置します。これがなかなか大変です。作業員は息を合わせ、声をかけながらの作業となります。
指示を出しているのは、津田APアドバイザーです!(はじめまして!)
終日の敷設作業が済むと、フィールドはこのような見栄えとなりました。
通常、陸上競技場に備品として置かれているのは、絨毯のような薄いロール状の人工芝が多いのですが、今回敷設した人工芝は厚い上に毛足も長く、かなりフカフカなんです!
試合前日の10月25日は微調整をしました。
準備が終わり、フィールドはこのような感じになりました。芝生の奥に見える観客席のNISSAN STADIUMの文字も鮮やかです。
そして迎えた10月26日試合当日。
オールブラックスの選手たちがアップしているのを間近で見ることができました。
わたしたちが敷いた人工芝はあくまでランオフエリアにあり、正直、試合中どころかアップ中も選手たちが使うというわけではありません。
それでも、選手たちがフィールドに出るときに人工芝を通ったり、コーチ陣がアップしている選手を見るために人工芝に立っていたりするだけで、何とも言えない感動がありました。
そして、Attipectの留学生だった岩田くんと再会することができました。
なんと現在、岩田くんは日本代表チームのS&Cとしてチームに帯同しています!
観客席からではなく、同じ目線の高さで間近に活躍している姿を見ることができ、これも特別な出来事でした。
ハカを見てニンマリの津田アドバイザー。
観客席から見るランオフエリアの人工芝はどうですか?色こそ違いますがフィールドに馴染んでいると思います。
試合は終わり、次は片付けです。
暗い中、必死に作業を進めます。敷設のときも、息を合わせ、声をかけながらの作業が必要だったと書きましたが、片付けも同様です。
途中、日本ラグビーフットボール協会のみなさんにもお手伝いいただきました。
こちらが特に指示しなくとも、どこからともなく「せーのっ!」と声を掛けて息を合わせて作業をする姿を見て、チームワークの大切さを実感する機会にもなりました。
そして、無事に片付けが完了した後は、人工芝をお借りしている布引運動公園まで戻ります。
10月27日朝から立命館大学ラグビー部OB協力の元、荷下ろしを始めました。
残念ながら写真はないのですが、かなり早いスピードで完了したそうです。
今回の人工芝事業にあたって、色々な方にご協力いただきました。
この1試合にとどまらず、他の試合でも同様のことができるよう、これからも頑張っていきたいと思います。
ご協力くださったみなさん、この度はありがとうございました!引き続きよろしくお願いいたします。
かなりの力仕事であり、同時に精度が求められる試合前の段取りと責任が映像でよく見て取れます。そしてこんなダイナミックな仕事にかかわれて素晴らしいですね。ラガーマンの汗が染みこんだこの人工芝の行方は?? 井出A